文化を超えたコーチング

ここしばらく、新しいクライアントとの出会いを前に何処からともなく関連する書籍が降ってくることが続いています。 今回は『コーチング・アクロス・カルチャーズ』写真の本です。
文化と言うと、国毎の国民性を想像しますが、現実には組織の文化、ひいては個々人の 育った環境や体験にもとづく価値観を含めて理解することがコーチングにとって重要と教えています。 集団の文化とは『そのメンバーを他の集団と区別する一連の独特な特徴』と定義し、人は複数の集団に属しており、自身の感情を表すか、抑えるかを集団に合わせて選択しているという考え方です。

権力と責任に関する意識について、人間と自然の向き合い方を例に『自然への服従』『自然のとの調和』 『自然の支配』と価値志向の多様性とそのバランスを説明しています。 リーダーは陽と陰を持ち、戦士として力と決断力を持って行動したり、治療師としてオープンで寛容で慈愛に満ちた 行動をとったり、いつ耳を傾け、いつ行動し、いつ撤退するか知っているリーダーは誰とでもうまく働けると伝えています。
 また、筆者は”コーチングとは人々の潜在能力を開放し、有意義で重要な目標に到達することを ファシリテートする芸術”と呼んでいて、コーチは効果的なコーチになるために必ずしも何かをしなければならないというわけではない。 コーチは、単純にそこに居ればいいこともあると言っています。

コーチとしてのスキルだけでなく、コーチとして『存在すること』の質を高めれたらと思いますね。
素敵な出会いに感謝します!